勝どきパパの子育てブログ

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なぜ、睡眠・食事・運動の3つの習慣を整えるのか? ~長い人生設計の考え方~

おはようございます、勝どき新米パパです。

先日、『育児をきっかけに、睡眠・食事・運動の習慣を見直し、生産性を超改善した話』という記事を書きましたが、“そもそもなんで習慣を改善させたのか?”を深掘りしてお話したいと思います。

前の記事では、良い習慣を手に入れるにはまず目的を明確にすることが必須で、自分の場合は『育児・家族との時間を捻出するため』と伝えましたが、それは短期的な目的です。

では長期的には何かと言うと、『長い間、健康でいるため』です。

シンプルで当たり前な話なのですが、よくよく将来のことを考えた時に、「あまりにも当たり前過ぎるため、普段は軽視してしまっている」ことに気が付きました。

きっかけは2019年末、いよいよ子供も産まれるため、“今後の人生設計”を考えてみた際、「ちゃんと考えなきゃマズイ!」となったことです。

今日は人生設計を考えるべき要素をお伝えしたいと思います。

仕事やプライベートなど、考えることが多すぎて何から考えてよいか分からない!という方も多いと思います。

そういう方に向け『こういう風な考え方をすると、大体抜け漏れなく、必要なことを考えられるよ』と参考になれば幸いです。

もしこれができると、『では具体的に何をするべきか?』というところも見えてきて、もやもやがスッキリし、行動を起こせるようになります。


まず自分の人生における大きな目標は、『大好きな人々に囲まれて、ストレスなくずっと健康で長生きしたい』という素朴なものです。

ポイントは、それを達成するためには、どういう要件を満たすべきか?と深堀りして考えることです。

具体的には、大きく分けて ①家庭・プライベート、②仕事・キャリア、③お金、④健康 の4つの要素をしっかり考える必要があると思います(図1参照)

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図1. 人生設計で考えるべき要素・論点

構造的には、上が”表面的で、イメージ・意識しやすい要素”、下が”根本的で、イメージ・意識しにくい(ただし、上位を実現するためには前提となる)要素” です。

一つずつ、簡単に解説していきます。

 

①家庭・プライベート

これは一番イメージしやすいと思いますが、「自分は誰と、どんな生活をしたいか?」ということです。例えば自分の場合は、以下のような感じです。

誰と:

家族(妻・娘)や、気の合う友人たちと。

どんな生活:

今の生活水準とワークライフバランスを維持して、直近数年は家族との時間を最優先にする。好きなこと・気になったことには、気軽にチャレンジできるような気持ち(知的好奇心)、行動力、時間的・金銭的余裕を持てた状態で過ごす。

さらに想像力を働かせ、実際にどういう生活をしているかをイメージしてみるのがポイントです。

②仕事・キャリア

アプローチとしては、まず『将来的にどういう人間でありたいか、どういう仕事に就きたいか』を考え、次に『今の状態との差分を整理』し、『その差分(=課題)を埋めるために何をするべきか』を考えます。

やりたいことは”仮”でも良い

自分の場合は『マーケティング・事業開発の経験を活かし、Webサービスの開発・運営を通して、お客さんに喜んでもらう』と置いています。

この“方向性”に向けて、現在の自分の強み・弱みから見て、伸ばすべき・新たに鍛えるべきスキルを決め、日々の本業・副業での経験や、自己研鑽を通じて学習し、身に付けてようとしています。

今現在、やや抽象度高めで置いているのは、まだ「仮」の状態だからです。

よく『自分のやりたいことが分からない』という人を目にしますが、実際のところは『おぼろげながらも何となく方向性はあるが、具体的に、言語化ができない』という状態が大半だと思います。

自分も結構それに近かったのですが、仮に今この瞬間、やりたいことが明確に定まっていなくても、方向性さえ合っていれば全く焦ることは無いです。

どちらかと言うと、その方向性に対して少しずつでも前進しているか?と、もし”これやりたい!”に出会えた時に、ちゃんとチャレンジできる土台に立てるか(スキルセットや経験、行動力など)?が大事だと思います。

やりたいと思ったが、ちゃんと備えをしてなかったがために、現実的にできない(選択肢として取れない)、という状態は悲しいものです。

方向性をちゃんと意識した上で、日々の仕事や副業でも何でもチャレンジをして経験を積み、スキルを鍛え、行動力を養えば、後で後悔することも少なくなります

まずは仮説を置いて、”やってみる”ことが自信に繋がり、実績になる

抽象度高めの方向性で一旦は走れる場合はそれでも良いですが、もし不安な場合は、『仮置きでも良いから、一旦具体的に“言語化”して置いてみる』ことがおすすめです。

言い換えると『仮説を置いてみる』ということですが、もしやってみてイマイチでも、少なくともその選択肢を試せてみて、新たな発見・気付きがあるはずです。

それによって少しずつ『自分は何をしたいのか?』の“解像度”が上がり、何よりも“チャレンジできた”ことが自信に繋がるし、大なり小なり”実績”になります。

よく『やってみたけど、長続きしなくて、自己嫌悪に陥ってしまう』という方もいますが、これは気の持ちようで、『自分に合わないのが発見できた!もしやらなかったら、この発見に気付けず、やらなかった後悔にずっと引きずられていたはず。気を取り直して、次にチャレンジしよう!』と前向きに捉えてみると良いと思います。

本来、やりたいことというのは、色々な経験・原体験によって徐々に、あるいは突然具体化されるものだと思います。

要は何かしら経験をしてみないと、いつまで経っても一向に見つからないということです。すぐ飽きてやめてしまったとしても、何もしないよりはずっと良いと思います。

”それでも、働きたくない!”という方は、なぜ働くのか?を問うと良い

ここまで読んで、「いや、そもそも働きたくないし、楽して稼ぎたい」、「働くのは稼ぐための手段似すぎない」という方もいるのではないでしょうか。

価値観は人それぞれ自由で、10人いれば10つの仕事観があって然るべきと思う前提で、自分は『死ぬまでずっと働きたい』と思うタイプです。理由は3つです。

理由(1). 誰かのために頑張り、感謝されることが生きがいに繋がる

シンプルに、誰かに役に立って、喜んでもらえることが嬉しいです。これは恐らく子供の頃の原体験もあるのだと思います。自分が顧客や同僚、社会に少しでも必要とされている、という実感が、自信に繋がり、自己肯定感も上がります。

理由(2). 自己成長に繋がる

現職では、常に『今の自分のスキル・能力よりも”やや高い(ストレッチの効いた)”目標設定』が置かれます。必然的に常に成長が求められ、達成した時は嬉しいし、自己成長を実感できます。

※自分は元来、かなり「怠け者」なので、ある程度外的なプレッシャーがないと火が付かないのでちょうど良い刺激、という感覚です。

理由(3). ボケない

仕事である以上は、その分野のプロフェッショナルとして対価に見合う価値を提供しないといけません。つまり、顧客の期待以上の価値をお返ししないと認めてもらえず、持続性がないため、結果として必然的に常にちゃんと考えるようになります。

『考える』というのは、一番のボケ防止であるし、思考力を磨いて鍛えれば、世の中を様々な着眼点で捉えられ、より多くの可能性や取れる選択肢も増え、人生が楽さらにしくなると思います。

大学生の頃は、『もし億万長者になれたら、南の島でずっとのんびり暮らしたい』なんて夢見たこともありましたが、今はちょっと志向が変わってきました。

息抜きはもちろん大事ですが、基本は何かをして動いていたい、と思います。

何が変わったのかと言うと、きっとこれまでは”自分のための人生”であったのが、社会で色々と経験を重ね、結婚・家庭が増えたことで”誰かのための人生”に変わったからだと思います。

仕事をする意味が「お金」しか無い方は、一度大上段の「どういう人生を送りたいか?」「そのためになぜ働くのか?」から考えてみると、自己理解が深まり、整理ができると思います。

 

③お金

お金は理想の暮らしをするための手段

お金は、①家庭・プライベートと②仕事・キャリアの前提となる要素だと思っています。

お金が全てではありませんが、理想の暮らしをするために必要なお金がないと、お金に振り回され、家庭・プライベートや仕事・キャリアにも制約が生まれてしまいます(本当にやりたいことでは稼げないため、別の仕事をする必要がある、など)。

よって、その理想の生活をするための”手段としてのお金”をどうにか捻出しないといけません。

基本的には自分は節約・倹約家な方で、浪費はしませんが、家族みんなの幸福度が上がるような"適度な贅沢"はすべきだと思っています(例えば、家族で美味しいものを食べに行ったり、旅行をしたり、趣味に没頭したりなど)。無理な節約・節制はストレスになるからです。

あと子供のためには、できる限りの選択肢を用意し、色々なことにチャレンジさせてあげたいし、お金が理由で諦めることはさせたくないと思います(過去の自分の原体験からも、そう思います)。

理想の暮らしをするために必要なお金をちゃんと考える

では具体的に何をやるのかと言うと、まずは現状のフロー(収支)とストック(貯蓄・資産)をしっかり把握します。

次に、将来の理想の生活におけるフロー・ストックの状態を想像し、その差分と、差分を埋めるにはどうしたら良いか?はちゃんと考えておくべきと思います。

その手段として、フローを強化するなら”収入アップ(昇進や転職、あるいは副業)”か”費用削減(節約・節税)”、ストックを強化するなら”投資”など、様々な選択肢があります(子育て家庭における、資産形成の考え方やアプローチについては、また別の機会でお話できればと思います)。

ポイントは、しっかりと現実と将来の暮らしについての解像度を上げ、具体的に課題を特定し、対策を考えて、小さくでも実行することです。 

 

④健康

健康なときは、そのありがたみに中々気が付かない

さて、これが本題ですが、この健康はこれまで述べた3つの大前提にあたる要素です。

つまり健康でいられることがすべての前提であり、逆に①~③が満たせていても健康を害してしまうと、著しく幸福度も上がってしまうと思います。

ポイントは「自分・親しい人が健康でいる限りは、それが当たり前で中々気が付きにくい」という点です。

これは自分の実体験で、6年ほど前に母親が末期ガンで闘病の末に亡くなってしまったのですが、この時ほど健康であることの幸せを痛感したことはありません。

闘病中は文字通り、毎日が闘いで、抗がん剤で辛い思いをしながら頑張って毎日を必死で生きている母親を見て、『どうにか頑張って長生きしてもらいたい』という気持ちと、『とはいえ長生きするための抗がん剤投与で、目の前で苦しんでいる母親を見るのがつら過ぎる』という複雑な気持ちで、毎日泣いていたのを覚えています。

さらに追い打ちを掛けるように、この健康を失うと、その治療等のために③お金はどんどん出ていくし、①や②も制限されたり、諦める必要があったりと、連鎖的に悪い方向に進んでしまいます。

人生100年時代

ここ数年、人生100年時代とよく言われます。これはある意味では過酷で、100年も生きる以上は、それだけ健康寿命も長く保つ必要があるし、それだけの期間を安心して生き抜く経済力も必要だし、そのためにはしっかりと仕事・キャリアを磨いて稼いで貯める力も養わないと、理想の生活は実現できません。

そういう意味で、ちゃんと将来を考えた時、まず大前提となる『健康』について今からちゃんと整え、良い習慣を手に入れようと思った今日この頃です。


おしまい