勝どきパパの子育てブログ

知育マニアのパパが、赤ちゃんの知育・おもちゃの役立つ情報や、夫婦円満の秘訣について発信します。

ママとパパの育児は根本的に違うと思う理由

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娘が生まれて半年、育児経験も半年になりました。

妻と二人三脚で頑張ってきましたが、自分はフルタイムで働いている都合、やはり妻の方が断然娘と向き合っている時間が長いです。とはいえ、できる限りは育児に介在できるよう心掛けています。

ここ最近、数時間か半日単位で娘を自分一人で面倒見ることも増えてきました(妻の用事・リラックスのため。詳細はコチラ)。はじめは不安で戸惑いましたが、最近は少しずつ慣れてきて、育児において自信もついてきました。

一方で、少し落ち着いて、俯瞰して考えてみると、『ママとパパの育児って、根本的に違うのかもしれない』とも思い始めてきたので、その理由をお話します。

 

ママとパパの育児は根本的に違うと思うこと

理由① パパの育児は褒められる、ママの育児は当たり前?

まず一つ目、これは一般論として、また経験者は肌感覚として感じていると思います。パパって、ちょこっと育児しただけで、『イクメン』とか『偉いね』って言われることが多いと思います。

最近我が家は児童館によく遊びに行くのですが、子どもと一緒に来ているのはママが9割、パパが1割くらいです。それゆえ、児童館の方々や保育士さんには、『パパ偉いねぇ』とよく言われます。自分としては、「えっへん」というか、まんざらでもない気分だったのですが、妻的にはどうもモヤモヤした気持ちのようでした。聞いてみると、妻だけで行くときは、当然のように褒められることはないようです。

また、ある別の日に、妻が娘とお散歩をしていた時、娘が急に泣き出してしまい、あやしても中々泣き止まなかったそうです。そこで通りかかった見知らぬ親世代(50~60代)の女性二人組に、『あらぁ、あんなに泣かしちゃって。可哀想に・・』という感じでヒソヒソ(聞こえるように)言われたそうです。

別に泣かせたくて泣かせたわけでもないし、そもそも何もなくてもよく泣く子です。“たまたま泣いちゃった瞬間”に遭遇しただけです。その裏側に、普段どれだけ苦労しているか、全力で育児に向き合っているか、想像付かないのかしら?と妻は憤慨していました。

一方自分と娘が二人で散歩していた時も、似たように泣いてしまったことがありましたが、その時は『ほんわか?』な、まるで『パパ頑張ってるねぇ』のような温かい視線を感じました。あくまで個人の感じ方だし、たまたまかもしれません。でも同僚や友人のママ友・パパ友と話すと、結構似たような経験をしていたり、認識を持っていました。

やっぱり世の中、『子育てはママがするもの』という認識はまだ根強いと感じました。2010年頃から『イクメン』という言葉が流行りだしたり、ここ数年は『主夫』という言葉もよく聞くようになりました。自分の会社では、身近な男の同僚で2名、長期の育児休暇を取りました。我々の親世代に比べたら『パパが育児をする』方向にかなり進んでいるとは思います。でもやはりまだそれも、大局的に見れば、まだまだ少数派だと思いました。

 

理由② パパの育児は終わりがある、ママの育児は終わりがない?

休日や平日のスキマ時間、『自分(夫)と娘』でお留守番をする機会も増えました。はじめは1時間だけ妻がいないだけでヒヤヒヤでしたが、最近は長時間も大丈夫なようになりました。妻は帰宅したら、自分はすごく安心するし、『ありがとう、本当に助かった^^』と言ってくれます。

ここで気付いたのは、『パパの育児には、終わりがある』ということです。ママの不在期間だけ、どうにか頑張って乗り越えれば良いんです、ママが帰ってきたら即バトンタッチで『無事に終わったぁ~』という感覚です。

一方、ママからするとどうでしょうか。昼夜関係なく、24時間寝ても起きてもずっと掛かりきりで、終わりはありません。物理的な拘束以上に、精神的・社会的なプレッシャーが常につきまとい、かなりナイーブになり、ストレスも尋常ではありません。初めての育児では、『終わりの見通しが見えない』のが辛いんだと思います。

パパが毎日頑張っている仕事には終わりがあります。大変で大きなプロジェクトも終わりの見通しはありますし、1日単位では必ず終わりはあります。

『夫は仕事を頑張ってるんだから、妻は育児・家事を完璧にやりなさい』のような風潮は、未だにあると思いますが、フラットに両者を比較してみた場合、物理的な作業量も、精神的な負荷の大きさも、少なくとも我が家は妻の方が負担が大きいと感じました(もちろん、家庭によりケースバイケースですが、多数派としてはそうだと感じます)。

 

まとめ

今日は、最近感じたことを書いてみました。日々、仕事をしながら、育児・家事もサポートしても、やっぱり妻は大変そうだなと思う背景には、きっとこんなことがあるんだろうなと思います。

育児ノイローゼ産後うつ、また最近は“孤育て”って言葉もできるくらい、育児における社会的な課題は顕在化しています。でも、こういった課題感や、世間の認識、また育児が大変という実態はすぐには変わらないでしょう。

では結局のところ、個々の家族単位ではどうすべきでしょうか。それは、育児でママを孤立させないよう二人三脚で頑張っていく、見通しの中々見えない大変な育児をママとパパがどう一緒に乗り越えていくかという姿勢が大事だと、改めて感じました(結局はいつも言っている話に終着する)。

 

おしまい