勝どきパパの子育てブログ

知育マニアのパパが、赤ちゃんの知育・おもちゃの役立つ情報や、夫婦円満の秘訣について発信します。

子育てと新規事業開発は似ている話 ③

こんにちわ。今日も、育児と新規事業開発は本質的に似ている、という話の続きです。

今日は『③環境変化が早い』を解説したいと思います。

(過去分はこちら)
似ている要素① やることが大量にありすぎる
似ている要素② これまでの常識が通用しない 

似ている要素③ 環境変化が早い

●日々の変化が早く、あっという間に置いていかれる

似ている要素②でもお話したとおり、赤ちゃんの成長スピードは凄まじく、刻一刻と変化をしています。つい最近まで良かったことが、突然ダメになったりもします。

例えば、それまでよく寝る子だったのが急に眠らなくなったり、哺乳瓶が急にダメになったり、全然興味のなかったおもちゃに急に興味を示すようになったり、それぞれその逆もしかり、このようなことが無限にあります。親としては、「あぁ良かった(安心)」と「やばい、どうしたの!?(困惑)」の繰り返しで、身も心も休む間もなく、あれやこれや様々な方法を試し、なんとか適応していきます。

新規事業でも(業界にもよりますが)例えばIT関連の業界では技術革新が早く、サービスを利用する顧客(ユーザー)の興味や行動の変化も年々移り変わりが早くなる傾向があります(例えば過去10年強を振り返ってみると、通信業界ではスマホが普及しガラケーが廃れたり、LINE台頭により電話・ショートメールを使わなくなったり、SNSではmixiが廃れフェイスブック・インスタ・ツイッターが主流になり、です)。ずっと使われていたサービスが、ものの数年であっという間に他サービスに取って代わられる状況です。

●顧客や世の中を観察し、変化の予兆をキチンと捉え、適応する

そんな変化の早い環境でどう生き抜くか、その答えはとてもシンプルで、顧客や世の中をつぶさに観察し、ちゃんと期待に応え、価値を提供し続けるられるよう自身や組織を変革し、適応していくことです。

一般論として、この変化がじわりじわりとゆっくり進む場合は、その変化に気づかない、あるいは危機感を持たずにのんびりしていたら、気が付いたら状況が変わっていた(いつの間にか競合がめっちゃ強くなってる!みたいな)、なんてことが起こります。顕在化したときは、時既に遅し、後手に回る状態です。

そうならないためにも、日々ちゃんとアンテナを立て、“健全な”危機感を持ち、変化に対し柔軟に適応できるようにしておく必要があります(そうは言っても、それが難しいんだよ!というのが現実なので、その心得やアプローチ、乗り越え方については、また別の機会で書いてみたいと思います)。

一方、子育てにおいては、親としては子供の成長に合わせてどうにか適応せざるを得ません。頑張っているうちに、やがてはその“変化”にも慣れ、ペースやコツも掴めてくると思いますが、でもやはりはじめは大変ですよね。

●定石・王道は存在するが、個別・具体はケースバイケース

この変化への対応を、少しでも楽に、上手くできないか?それは『まず定石・王道を知ること』だと思います。新規事業にも育児にも、“こうすれば上手くいきやすい”という定石や王道が存在します。それは過去の様々な事例や先人たちの経験を凝縮した知恵で、本やネット(記事や動画など)などの様々な形で存在しています。これらをキチンと学び、“疑似体験”をすることで、いざ自分が主体者として体験する際には道しるべとなります。

ただここで注意が必要なのは、それらの知恵は比較的抽象度の高い『考え方』や『方向性』であることが多く、それを実行するには具体的に自分の場合に落とし込む必要があります。一方、『具体的なHow to』もよく見ますが、子育てにおいては特に子供の合う合わない(好みや相性、また時間軸的なずれ)のブレ幅が大きく、『言われた通りやったけど、全然効かない!』ことなんて良くあります。

つまり、ケースバイケースということです。でも“具体的”な打ち手は仮にマッチしなくても、一段上段の“抽象的”な考え方や方向性さえ押さえておけば、『じゃあちょっとアプローチを変えて、こういう打ち手を試してみよう!』と次なる手を打つことができます(打つ手なし、で行き詰まり、絶望してしまう可能性が減る)。

王道・定石をしっかり知っておけば、具体の打ち手の幅・バリエーションも多く持つことができ、苦難を乗り越えられる可能性も高まるでしょう。

 

今日はここまで~。次回は『④ やるべきことが誰かに偏りがち』です。