勝どきパパの子育てブログ

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子育てと新規事業開発は似ている話 ④

こんにちわ。“育児と新規事業開発は似ている話“も今日で4つ目です。続きを書きたいと思います!

(過去分はこちら)
似ている要素① やることが大量にありすぎる
似ている要素② これまでの常識が通用しない
似ている要素③ 環境変化が早い
 

似ている要素④ やるべきことが誰かに偏りがち

●やるべきことは、“できる人”に偏る

新規事業は、事業規模やフェーズにもよりますが、一般的にはチームリーダー+メンバー数名の体制で進められることが多いです。

理想的には各分野(マーケティング、開発、営業・・)でプロフェッショナルなメンバーが揃い、うまく役割分担ができれば良いですが、それはかなり恵まれたケースで、現実的にはどうしても「できるリーダー」に作業は偏りがちです。

この時、リーダー自身は作業量が膨大なことに加え、メンバー教育も併せて行うため、かなり忙殺されて疲弊する環境であることが多いです。

しかしそれも、ある程度の時間を経ると変化が起こってきます。

各メンバーが育ち、得意分野を活かしつつ、それ以外の周辺の様々な業務にも滲み出して経験を積み、“総合力”や“幅”が鍛えられ、やがてはリーダーからどんどん仕事を任されるようになります。

このような変化を起こすためには、リーダーのマネジメント力(メンバーに適切な“質(レベル感)”ד量”を与え、学びのPDCAサイクルを回してあげる)が重要であると同時に、メンバー自身の自律性・能動性が非常に重要になります。

この両輪が上手く回って、はじめて良い方向に変化していきます。

●双方の“期待値”を揃える

ここで上手くいかない場合、リーダーとメンバーの間で期待値がずれていることが原因のことが少なくありません。

リーダーは『メンバーが指示待ちで言われたことしかやらず、自律的に動いてくれない』と嘆き、メンバーは『リーダーは自分達を放置している』とか、『指示が細かすぎて一向に前に進まない、任せてもらえない』のように、不満があることが多いです。

これを解決するには、まず双方で『期待値を揃える』ことが第一です。ここがズレてしまっていると、双方にフラストレーションが溜まり、上手くいきません。

重要なのは、どちらか片方が悪い、ということではなく、双方が歩み寄る、という姿勢です。

そして大抵の場合は、感情的ではなく冷静に、そして素直に・誠実に伝えれば、分かり合えるものです(これで上手くいかない場合は、そもそもの方向性や思想の相違であったり、話し合いにならないほど関係性が悪化してしまっている状態のため、別の手段を取る必要があります)。

期待値が揃ってこそ、はじめてリーダーは安心してメンバーに適切な質・量の仕事を任せられ、メンバーはそれを受け取り、自律的・能動的に仕事に臨めるものです。

メンバーの立場で言うと、すべてをリーダー任せにするのではなく、ちゃんと意思・やる気を示し、積極的に歩み寄る姿勢が大事です(現実世界、優れたーリーダーばかりではないので、メンバー自身が主導権を握り、積極的に動いたほうが、結果として成長に繋がって良いと思います)。

●まず今すぐに、できることから何でもやる

さて、育児の場合は授乳、おむつ交換、寝かしつけなど“やるべきこと”は大量にあり、加えて家事もやると本当に大変で、一般論としてはどうしても妻側に負担が寄ってしまう家庭が多いと思います(私宅がそうだったのと、周囲の友人・職場の同僚の意見です)。

産後は妻が育児に専念することが多く、“一見は”与えられた時間も多く、また妻しかできないこと(母乳での授乳など)も多いためだと思います。

ただ実際のところ、コロナ以降、リモートワークでの在宅勤務で気付いたことですが、妻は一日中、一時も休む間もなくアレやコレや対応していて、身も心も疲弊してしまっていました。

当初は「自分だって、懸命に仕事をして疲れている」と思っていた時期もありましたが、リモートワークで毎日観察をしていて、物理的な負荷は圧倒的に妻の方が大変だと思いました(もしコロナ騒動がなく、リモートワークでなかったとしたら、全く気が付けなかったと思います)。

そこで夫として大事な姿勢・スタンスとして思うのが、身も心も妻はめちゃくちゃ大変なんだ、という認識を持ち、自身の変なプライドは一旦横に置いて、『まずは自分もできることから、率先してどんどんやるです。相手をリスペクトして、自分もなんとか貢献して、子供のために、家庭をより良くしよう、という意識です。

このような意識になるまで、だいぶ時間が掛かったのですが、毎晩妻とその日の娘に出来事や悩み事を聞いて話し合い、時にケンカ?もしながら『期待値の擦り合わせ』により、ようやく気が付けました。

これまで妻が辛い想いをして頑張って、ようやく産んでくれた娘だし、日に日に成長していく娘を見るのは本当に幸せで愛おしいし、物心ついたときに「パパ嫌い!」ってなってほしくはないので(笑)。

なので、夫婦でキチンと話し合って、一緒に育児をしていきたいなと思うんです。

●ちょっとずつ成長し、できることが増えていく

自分の場合、育児で自分ができることって、初めはほとんどありませんでした(できませんでした)。

母乳は出ませんし、おむつ交換はままならないし、沐浴や抱っこもヘタでした。

そこでまず最初にやったのは、育児は妻に任せつつ、家事全般(洗濯、掃除、食器洗い、たまにご飯の用意、他ゴミ捨てなど色々)をできる限りやりました。

いわゆる“間接育児”という形で、妻は育児を最優先にしているため、他の家事がままならなくなるため、ヘタに育児に介入するよりも最初はこの形がフィットしました(この中で、「似ている要素①やることが大量にあリすぎる」でもお話した、徹底的な“やること断捨離”も行いました)

まずはできることをやりつつ、少しずつ育児にも介在(おむつ交換や沐浴の他、一緒に遊んだりあやしたり)していき、なんだかんだ少しずつ慣れていき、ちょうど生後2~3ヶ月で娘も笑うようになってきたことも助け、苦手意識も減っていきました。

やっぱり人は誰でもやってみればそれなりにはできる、ということもありますが、何よりその根底として持つべき心持ちや姿勢が大事なんじゃないかと思います。

慣れてきて思うことは、娘が日に日に成長していく姿を見れ、自分にも父親としての “介在価値”を少しずつ見い出せてきて、育児がどんどん楽しくなってました。

仕事も一緒で、自分にできることが増え、成長実感を持てると、より楽しくなってきますよね。

今日はおしまい、次回は最後、『⑤大変だけど、それ以上に楽しい』です~。