「赤ちゃんが寝ない」を解消!『ネントレ』の効果・メリットとやり方
我が家の娘は生まれて半年、本当にぐずり・寝ない子でした。
泣いてる姿も可愛いですが、毎日四六時中ずーっと向き合っていると、親も寝不足で疲労が重なり、精神的に滅入りますよね ><
それまで赤ちゃんって“ずっと寝てる”ものだと勝手に思い込んでいたのですが、『自分で寝れない』ということに生まれてから初めて知りました。『眠たいなら寝りゃいーじゃん!』と何度思ったか ><
これを同僚ママに相談したところ『ネントレでもしてみたら?』とおすすめされました。
それをきっかけに色々調べ、実際に試したところ、2週間程でちゃんと寝るようになり、すごく効果があったので紹介します!
ネントレとは?
“ねんねトレーニング”の略で、一言で言えば『赤ちゃんが“自分で眠る力”を身に付けるトレーニング』です。
具体的には、『生活リズム・環境を整える』と『一人で眠る力を付ける』の2つのアプローチからなります。
生活リズム・環境を整える
生活リズムは、まず毎日規則正しい生活(20時には寝て、朝7時には起きる、など)ができるように整えます。
環境は、寝室の室温・湿度や、光加減(昼間は明るく、夜は暗く)、音(生活音や騒音)にも気を配り、極力赤ちゃんが寝やすい環境に整えてあげます。
赤ちゃんはかなりデリケートなため、ちょっとしたことでも寝れない原因となるため、赤ちゃんが眠りやすいよう下地を整えてあげます。
一人で眠る力を付ける
上記の前提で、こちらがトレーニングの本題です。親は極力介入せずに“放っておく”ことで、段々と自分で寝られるようなります。
ぐずったり泣いたりすると、すぐにあやしたり、抱っこしたり、とりあえずおっぱいをあげてしまう方も多いと思いますが、ここをぐっとこらえて“見守る”ことに徹します。
ネントレのメリット・デメリット
メリット
- 赤ちゃんが自分で寝てくれることで、パパママの寝かしつけの負担が減ります
- 生活リズム・環境が整うと、睡眠の質も改善し、より長く寝てくれるようになり、昼間のぐずりも減ります
- これにより、段々「泣いている原因」のアタリも付けやすくなります(意味もなくただ泣いているのか、ちゃんと理由があって泣いているのか、の違いがなんとなく分かり、不安が減ります)
デメリット
- 赤ちゃんによって、この方法にフィットしない場合もあります(体質的なもの、時期的なものなど理由はそれぞれ)
- はじめてしばらくは、“泣かせっぱなし”の状態になるので、可愛そうで心が痛みます
※それ故、ダメそうなら“無理はしすぎない(一時停止)”というのも肝要です
ネントレを始めるタイミングと具体的なやり方
ここからはめちゃくちゃ勉強させて頂いたこちらも参考にし、実際に自分が行った方法を紹介します(ネントレ中は毎日見てました><)。
ネントレを始めるタイミング
早くても”生後4ヶ月以上、できれば生後半年以上”、がおすすめです。
ただそれ以前は何も出来ないわけではなく、生活リズムや環境を整えることは早いうちから行って良く、あと“寝る前の良くない癖をつけない”という意識を持つことも有効です。例えば“抱っこしないと寝ない”、“おっぱいをあげないと寝ない”というのは癖がついてしまっている状態です。
親としては、寝てくれると安心(逆に言うと、寝てくれるなら手段を選ばない)なので、仕方ない面もありますが、長期的に見れば、少しずつでもこの癖を取ってあげるように意識付けることが大事です。
ネントレの具体的なやり方
※注意:生活リズムや環境が整っていることが前提です。
やり方
- 普段通り、寝かしつけ体制に入る
- ベッド・布団に寝かせ、お腹を優しくトントンしたり、「ねんねだよ~」と優しく声をかける(1~2分程度)
- 「おやすみ~」と言って、一旦寝室を出て扉を締めます。はじめのうちは“ギャン泣き”しますが“3分”放置(部屋の外で待機)
- 部屋に入り、2と同じことをする(1~2分程度)
- 寝室を出て、今度は“5分”放置
- これを繰り返し、放置間隔を 3分→5分→7分→10分→15分→20分と伸ばす
→介在時間も含めると、トータルで1時間強をネントレに費やすことになります
やる上でのポイント
- 介在 ⇔ 放置(見守り) を繰り返し、段々介在度を減らしトータル1時間程度行う
- これを毎日、約2週間 継続する
- 2週間経っても、効果がなければ、あるいは途中で心理的に辛くなったら、無理をせずに一旦諦めて再チャレンジする
→赤ちゃんによって体質・時期的要因があるため、少し期間を空けましょう。また、親の心理的な抵抗感にも配慮してください
まとめ
我が家では、運良く初回チャレンジの2週間でかなり上手く寝てくれるようになりました。
周囲の友人・同僚のママ・パパ友に聞くと、実施したことがある人は約4割、実施したうちの約6割が成功し、残りは途中断念か効果実感なし(仕切り直し)という感じでした。
ちなみに我が家の場合、少しフライング気味に生後3ヶ月で開始しました。
あまり良くないかなと思いつつ、この時期は妻も自分も寝不足続きで『手段は選べない・藁をもすがる』思いだったため、やむなく断行しましたが、幸運なことに上手くいきました(汗)
※ネントレを始めたきっかけの修羅場はこちら↓
しかしいざやり始めの1週間は、ネントレ中の1時間強、ずっと泣きっぱなしの状態で、何度も心が折れ掛けました。
そのたびに妻と「娘が自立して眠れるようにするため」という強い意志を確認し合い、続けました(寝室の扉に「ネントレは●●(娘の名前)のため」、という張り紙を貼りました笑)。
無理させ過ぎも良くないので2週間でダメなら一旦退却しようと決めていましたが、2週間目に入ってから少しずつ効果が現れ、15分で寝る、10分で寝る、7分で寝る、という感じで徐々に自分で寝るようになってからは、本当に子供の適応力に驚きましたし、嬉しかったです。
※はじめのうちは、泣き疲れて寝落ちする、という状態でした。今では全く泣かずに、5分くらいですぅ~っと寝てくれます。
子育ては子供の成長実感が嬉しい一方、本当に毎日大変なこと続きです。
長期的に、親が健やかで元気に、子供に向き合い続けられるよう、これからも色々な工夫をして乗り越えていけたらと思います。
おしまい