【目指せ夫婦円満!】愛情曲線から学ぶ、育児におけるパパの心得え
今回は“愛情曲線”という切り口から、夫婦円満の秘訣を洞察します。
“愛情曲線“ってご存知でしょうか。これを知れば、長い夫婦生活を円満に過ごす上で、育児でパパがママをサポートすることがどれだけ大事か?を理解できます。
育児中で夫婦関係にお悩みの方、またこれから育児を経験するパパママにとって、きっとお役に立てる内容だと思います^^
女性の愛情曲線とは?
ライフイベント毎の時間軸の中で、パパや子どもに対する“女性(ママ)の愛情の配分”をグラフ化したものです。見て分かる通り、出産直後に子どもに対する愛情が強まり(緑線)、夫に対する愛情が急激に弱まります(青線)。
出産前はラブラブだったのに、子どもが生まれたら冷え込んだ、ってよく聞きますが、まさにこれですね。
重要なのは、出産後、その愛情が回復する場合と、そのまま低迷する場合があることです。この低迷層は、いわゆる仮面夫婦や、離婚に繋がるリスクをはらんでいます。
“育児への夫の関わり方”が、今後の人生を左右する
要するに『出産直後~乳幼児期』のパパの立ち振舞い次第で、パパへの愛情が回復して温かい家庭を歩めるか、低迷して冷え切った家庭になってしまうかということです。
もちろん、他にも様々な要因があり、また各家庭で価値観も様々なので、全ての家庭に当てはまるわけではありません。でも多くの家庭は、育児は根本の夫婦の絆に関わる“必要条件”ではないでしょうか。
人生100年時代、これからずっと人生を共にする家族です。本来家族って居心地が良くて安心するような相手なのに、夫婦関係が冷え込むと、ギスギスと気まずい、居心地の悪い相手になってしまうと、なんだか嫌ですよね。
パパは育児にどう向き合うべきか?
初心者パパの認識は、育児・家事は“手伝う”もの?
我が家は、自分はフルタイムの会社員、妻は育休中で直近数年は実質的に専業主婦です。世の中の多くの家庭もそうかもしませんが、妻が育児・家事の多くを担ってくれており、自分がサポートをする立場です。今回はそのような家庭を想定して、お話します。
※育児・家事の負担は、「お金」で軽減することも可能です。今回、充分にお金がある家庭は、対象外となります(笑)
自分は日中仕事をしているため、育児の主は妻で、夫の自分は“手伝う”というスタンスでした。あくまで仕事が主で、“仕事に支障をきたさない範囲で手伝う“という感じです。『自分は家族を養うために、仕事で稼がなければならない』という思いがあります。『俺が稼いで養ってやってるんだ!』という意味合いではなく、あくまで『自分にできる役割・責任に果たさなければ』というニュアンスです。
ただここの認識相違が、ママのパパへの不満の要因になることが多いです(”手伝う”ってスタンスが気に食わない!のような)。
物理的には、仕事より育児・家事の方が圧倒的に大変!?
当然パパは仕事をしないといけないので、これ自体は間違ってはいないとは思います。ただ実際のところ、仕事vs育児・家事の作業量を単純比較したら、絶対的に育児・家事が大変です。仕事は“給料・金銭”が見えるので分かりやすいですが、育児・家事をママに任せきりのパパには見えない部分も多いので、その大変さが理解されにくいです。
実際、自分は元々は“月の残業時間が平均100時間、過渡期は160時間”を数年続けていた“残業の鬼(笑)”で、体力は相当自信があったのですが、“プチクライシス”が起こって夜泣き対応を数日しただけで、ヘトヘトで参ってしまいました。体力的にもハードですが、精神的にキツいです(産後の過酷さは子どもの性質・ママの体調などで個人差はあります)。
まずパパは『産後の育児って、自分の仕事なんかよりよっぽど大変でヤバい』くらいで認識する方が、丁度よいかもしれません。
長い人生を考え、本当に大事なことを考え、行動を見直す
では次にどうすればよいかと言うと、“少なくとも出産後1年は育児・家事を全力でサポートする”意識を持つことをオススメします。
仕事も大事ですが、 “女性の愛情曲線”を思い出してください。自分は、人生を長い目で見て、家庭崩壊のリスクと比べたら、『あ、俺もちゃんと育児に向き合わなきゃダメだ。だって家庭崩壊はイヤだし』と思いました。たった1年が、今後の人生が左右するインパクトを持っています。
※もちろん育児は1年だけではありませんが、特に大変なのが産後1年であること、まず1年しっかり介在すれば、その後もキチンと介在する“癖付け”ができるため、”まず1年が大事”と思います
でも実際は仕事は休めません。自分は妻の出産後、『今まで通りの働き方をしていたら、身体も家庭が崩壊する!』と危機感を持ち、試行錯誤して生産性を劇的に改善して、残業をほぼ0にしました(以下も併せてご覧ください^^)。でも、育児という“きっかけ”と”強い目的・危機感”がなければ、生産性改善の行動も起こしませんでした。
※参考:育児をきっかけに、睡眠・食事・運動の習慣を見直し、生産性を超改善した話
大事なことは、以下をちゃんと考えることです。
- 状況を正しく理解する(育児・家事は想像以上に過酷)
- 短期だけでなく、長期的な目線で、今やるべきこと・大事なことの優先順位を付ける(本当に大事なものは何か?)
- 両取りしたい場合は、その方法を考える(仕事は休めないし両立したい、何か乗り越える方策はないか?)
要するに“変化に柔軟に適応する”ということ
妻の産前と産後では、劇的に状況が変わっています。その環境変化に、夫も柔軟に変化に適応しなければいけません。よく新米パパから『産後、急に妻がイライラして喧嘩が増えた』『妻が冷たくなった』と聞きます。
その変化に柔軟に適応するか、それとも変化に対応せずに(自分を変えずに)家庭崩壊のリスクを高めるか、大事な選択だと思います。今一度、『本当に大事なものは何か?』『どうすれば人生をよりよくできるか?』を考え直す良い機会だと思います。
まとめ
さて、今回は”女性の愛情曲線”という切り口で、『パパは産後は極力育児にコミットした方が、長い目で見て人生安泰ですよ』という内容をお伝えしました(笑)。
育児は大事ですが、もちろんそれ以外のことも疎かにしないでください。『とりあえず、パパは育児・家事やれ!』というメッセージに感じたかもしれません。もちろん物理的な行動としてそれはすごく大事ですが、根底には『ママの日々の大変さを理解し、労い、リスペクトする』、『それをキチンと言葉に出して伝える』、『話をたくさん聞いて、共感する』という愛情表現も忘れないで下さい。
あと特に記念日は絶対に忘れてはいけません。子どもを預けて二人だけの時間を持つ“束の間の休息”も大事です。パパとママであるのと同時に、男女です。
そして何より、夫婦円満は子どもの幸せにも繋がりますからね^^
※他の”夫婦円満シリーズ”も、併せてご覧ください!
●育児中に妻が夫にしてほしいこと5選(育児編)
●育児中に妻が夫にしてほしいこと5選(家事編)
おしまい